Stevie Wonder "Talking Book"
昔は、そんなに好きじゃないな。
と思ってたのに、いつの間にかよく聴いてるStevie Wonder。
- アーティスト: Stevie Wonder
- 出版社/メーカー: Motown
- 発売日: 2000/04/13
- メディア: CD
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このアルバム、凄くかっこいいです。
自分なんかが言うまでもなく70'sソウルの名盤。
じゃ~、それなのに何で今まで自分はStevie Wonderをそんなに聴かなかったのか、と言うと、単純によく知らなかったからというのもあるけど、なんだか甘ったるいバラードばっかり歌ってるようなイメージがあったから。……当時、暗くて、重たいロックばっかり聴いてた若者にはそのどメジャー感に馴染めなかったんでしょうね。
それとは別にもう一つ理由があって、それは単純に歌が上手い、というか上手すぎるStevieの歌!
これは今でもそうだけれど、歌が上手い人は技巧に走りすぎる気がして、自分は得意ではない。どちらかといえば、フォーキーな、ラフで飾らない雰囲気の方が好きなのです。
それが徐々に「…あれ!?Stevie Wonder も結構良いぞ。」みたいに変わってきたのはSlyみたいなファンクを聴くようになってきてから。Stevie Wonderも"Superstition"みたいな凄い曲あるじゃんみたいになってきた。それに伴い、歌も好きになってきた。特に声を張った時の、低音の太くてソウルフルでシルキーな感じ。これがいいですね。
それと意外と、Stevie Wonderには、ラフというかかったるい面もありますよね。
このアルバムより前の"Music of My Kind"とかは特に。それはSlyにもちょっと通じる気がする。少しこもった感じのモコモコした音色と。
それが気に入って、自分に浸透してきたんでしょうね。今では、結構気付くと聴いてたりします。Stevie Wonderの人間っぽい面、ラフな面に気付いたというか魅了されたといいますか。もちろん凄い、完成された音楽なんですけど。
さて。
このアルバムの目玉は最初の"You Are The Sunshine Of My Life"と何といっても"Superstition"!
"Superstition"のスネアの音すごく好きなんですよね。イントロのドラムからめっちゃシンプルだけど、素晴らしきグルーヴ。
"Tuesday Heartbreak"と"Blame It on the Sun"もいい。
いいですね。
Macy Gray - Superstition - YouTube
ところで、このアルバム、Macy Grayが丸ごとカバーしてるそうです。
こちらも気になってます。良さそう。