歌詞に登場する食べもの(飲み物)が美味しそうな曲
NHKで夜に『妄想ニホン料理』という番組をやってるんですが、面白いのでよく見てます。
日本料理を言葉による説明だけで海外の料理人に作ってもらう、という内容で、
イメージだけで作るので、国や人によって全くちがうものになって面白いです。
その番組で流れてる曲を最近、you tubeでたまたま発見しました。
茶わんむしのクンビア/ SAKAKI MANGO & LIMBA TRAIN SOUND ...
もとの曲は鹿児島の民謡『茶わんむしの歌』だそうで、それをクンビアにしています。
親指ピアノの響きもいいし、演奏もタイトで非常にかっこよくて好きです。
歌詞のとぼけた味わいも素晴らしいですね。
で、聴いてたら久しぶりに茶碗蒸しが食べたくなってしまいました。
ほんと茶碗蒸し、最初に作った人はすごいな。あの固まりきらない感じ。
天才だ。
というわけで、今日は曲の歌詞の中にでてくる魅力的な食べ物をいろいろ思い出したので、集めてみました。
実際に食べたくなっちゃうような曲たちです。
夏といえば、ざるか、せいろ。
お蕎麦がなんか食べたくなる曲。そして夏が恋しくなる。
この頃は寒すぎて、鼻水が止まりません。
歌詞にはほかにも冷奴やアイスクリームも出てきます。
スチャダラパーつながり。ピザとチキン。
ビールで一気に流し込みたいこと、間違いなしの高カロリー食。
◎The Birthday 『プレスファクトリー』のサンドイッチ
歌詞のなかでサンドイッチに対するこだわりが描かれています。
こうやってみるとそういう歌ってあまりないので珍しいですね。
自分はトマト、入ってても大丈夫派です。
◎山崎まさよし 『セロリ』のセロリ
題名からセロリ!歌詞の中では男女のすれ違いを象徴しているセロリですが、
ちなみに自分はセロリの漬物が凄く好きです。一度、お試しあれ。
◎サニーデイサービス『コーヒーと恋愛』のコーヒー
寒いから、コーヒーばかり飲んじゃう今日この頃。
歌詞では恋愛をコーヒーになぞらえています。
◎曽我部恵一 『サマー・シンフォニー』のアイスクリーム
こちらも名曲。アイスクリームが「熱い」っていうのが素敵ですね。
最近まで毎日、最低一個はアイス食ってました。寒くてもアイスは食べられます。
こちらのバージョンにも食べ物、飲み物がいっぱい出てきます。
◎はっぴいえんど 『春よ来い』のお雑煮
お正月にはそれはお雑煮なわけで、今年も当然、食べました。お餅はうまいです。
この曲は演奏も歌もワイルドでかっこいいです。
曲の退廃的でデカダンな雰囲気に日本的な情景が何故かマッチしてる。不思議!
歌詞の中では、炭酸が抜けてて美味しそうではない。ですが、
この曲聴いて以降、自分の中では、炭酸飲料といえば
ジンジャーエールということになってしまいました。
キリッとドライな炭酸強いやつは美味しいですよね。
ベートーベンの第九に日本語の歌詞をつけた曲です。
歌詞がまた開放的で清清しい。
カリブ海でラムをやるのが天国っぽいイメージで曲に不思議と合ってますね。
◎ブランキージェットシティ 『ガードレールに座りながら』のコーラ
浅井健一の詞には意外と食べ物がいっぱい出てきますね。
『ピンクの若いブタ』のピザも印象的でした。
この曲ではコーラが上手いこと、使われてます。
ブランキーの歌詞にはアメリカっぽい食べ物、ファーストフードが多いですね。
オレンジジュースとミルク混ぜちゃったり。おそろしい世界です。
ざっと思いついたのを並べてみました。
一口に食べ物っていっても使われ方は色々ですね。
歌詞のなかのシーンで食べ物が実際に出てくるパターンだったり、
比喩とか暗喩として使われるパターンだったり
(有名なのはユーミンの『海を見ていた午後』のソーダ水!)。
言葉の響きや、場面、イメージを考えて使われてる、という印象です。
あるいは気が抜けたジンジャーエールのように、登場人物の心情を表してたり。
こうやって着目してみると、歌詞に食べ物を使う人、
使わない人が明確に分かれるな、と思いました。
使う人は何曲もでてくるけど、使わない人は一切でてこないような。
意外と食べ物って日本語の歌詞にはあんまり出てこないですね。
『茶わんむしの歌』はその点、凄いですね。
どんなもんなんだろう、ってだけで一曲になる、マジック。民謡の力を感じます。
ふー。とりあえず、いい加減、暑い夏が恋しくなってしまいました。
暖かいコーヒーでも飲んできます。
(2017 1/28加筆)