弾けぬけど弾いてしまおう適当ギター 抜け道篇

いざギターを始めた時に最初につまづくポイント、っていろいろありますが、

ポピュラーなのはいわゆるFコードのセーハ(人差し指で全部の弦を同時に押さえる)

で挫折するっていうことですね。

 

あるいはコード自体がなかなか覚えられなかったり、

好きな曲がなかなか弾けなくて、そうこうしている間に指は痛いし、

めんどくさくなってやめちゃう、という。

 

典型的なパターンですが…そこでやめちゃうのは

すこし勿体ないような気がします。

 

最初はなかなか出来ないものだけど、そこでやめたら、

せっかく始めようと思ったのに、何もならんしつまらんわけです。

 

そこで……すこし発想を変えてみます。

 

弾けないんだったら、自分が弾きやすいように

楽器のほうを調整してしまえばいいわけです。

 

たとえば、何も押さえてないのに、

ただジャランと弾いた時点であるコードになっている…。

 

そんな便利なチューニング方法が世の中にはあります。

 

 オープンチューニングというやつです。

 

代表的なのはオープンG。

 

6弦からD,G,D,G,B,Dにチューニングします。

 

そしてジャランとかき鳴らせば、自然とGのコードが鳴る。

なんと、素晴らしいチューニング!

 

これなら何も押さえなくても、Gコード一発の曲なら演奏できます。

(そんな曲なかなか無いわけですが、無ければG一発の曲を

自分で作ってしまえばいいわけです。考え方次第です。

意外と良い曲できるかもしれませんよ!)

 

さらにこのチューニングの素晴らしいところは

ブルースなどで使われるボトルネック(スライド)奏法に向いてる

というところです。

 

例えば、こんなやつ。

 


Blues On My Lap - Weissenborn Lap Slide Guitar ...

(映像のギターはワイゼンボーン・ギターというハワイアンやブルース、

カントリーで使われるラップスティールギターの一種です。

横にしてスライド奏法で弾きます。魅惑的なトーンですね。)

 

指にボトルネック(スライドバー)を装着し、弦の上を軽く滑らせる。

この奏法ならこれまた弦を押さえる必要すらなし。

 

少しコツは必要ですが、指もまったく痛くないです。

 

使える場面は少し限定されますが、これなら自分でも弾けそうな気がしてきませんか。

なんちゃってでも割と感じはでます。

 

とりあえず、そんな調子でも毎日ギターを触ってれば上達はします。

 

騙し騙しでもやってみて、出来ることを増やすことこそ重要です。

自分ができるように、やりたいようにやればいいわけで。

 

ほかにもオープンチューニングはいろいろあります。

自分で考えるのもよし、検索するもよし。

 

世の中にはチューニングを知らないギタリストや、

小指なんて使わないよっていうギタリストもいます。

 

抜け道を探すのも時には大切なんじゃないかな。

発想の転換が大事だ、と思う今日このごろです。