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適当ギター講座 3コードで弾ける曲

今日は久しぶりにギターやコードについて書きます。

 

テーマは3コードで弾ける曲!です。

 

☆はじめに

 

音楽雑誌とかでよく「3コードの曲」ってよく書かれるけど、じゃーその3コードの曲って何なの?どんな曲があるの?ってことについてここでは扱います

 

ところで、自分はコード進行がシンプルな曲が好きです。"Stand by me"、"Let It Be"、などなど名曲って呼ばれる曲には、シンプルなコード進行の曲が案外、多いものです。3コードしか使われてない曲も意外とあります。これがコードが4つとなると、多くの循環コードの曲が含まれることになり、曲数が一気に増えます。

 

シンプルなコードに、聴き飽きさせないようなメロディやリズムの変化、楽器のアレンジの変化。これがもしかしたら、老若男女に歌われる名曲の条件なのでは、って思います。

 

ところで、シンプルなコード進行の曲は、どちらかっていうと日本のポップスよりはアメリカのロックやフォークとかの方が多いです。簡単にギターなどで曲が弾きたい、っていう場合はそのことを念頭に探したほうが早いです。

 

例えば、パンクやロックンロール、ブルース、そうしたジャンルを探すとバンバン3コードの曲が見つかると思います。特にアメリカのバンドです(イギリスのバンドの方がコードは複雑なものが多い気がします)。

 

さらに、3コードでもメンドクサイよっていうものぐさな人は1コードや2コードで弾けるファンク曲などを探すのもいいでしょう。その分、カッティングなどリズム感や技術が要求されますが、覚えるコードは少ないです!省エネ!

 

 


The Beatles - Twist & Shout - Performed Live On The Ed Sullivan Show 2/23/64

 

☆3コードで弾ける曲

 

さて、ここからやっと書きたかった本題です。

 

今回、自分が今までコピーしてきた曲の中から3コードの曲をパッと選んでみました。(addなんちゃらやオンコードでルートが違う、とかそういう細かいことには目をつぶって選びました。)

 

カッコ内が使用コードです。

 

Chuck Berry - Johnny B. Goodo(B♭,E♭,F)

Little Richard - Tutti Frutti(F,B♭,C)

The Beatles - Twist and Shout(D,G,A)

Bob Dylan - Mr.Tambourine man(F,B♭,C)

Iggy Pop - No Fun(A,D,E)

Johnny Thunders - Sad Vacation(C,G,F)

The Ramones - I Wanna Be Sedated(E,A,B,一音上に転調あり)

Big Star - I'm In Love With A Girl(E,A,B)

The Replacements - Waitress in the sky(C,F,G)

Wilco - Carifornia Stars(A,E,D)

Wilco - Via Chicago(D,A,G)

Weezer - Beverly Hills(F,B♭,C)

Pulp - Common people(C,F,G)

Deer Tick  - The Bump(E,A,B)

Herbie Hancock - Watermelon Man(F,B♭,C) 

大江慎也 - GO FOR THE PARTY(G,C,D)

 

思いっきり趣味全開のチョイスですが…。ロックンロール系の人以外だとBob DylanとかNeil Youngとかフォーキーな人はやはりコードがシンプルなことが多いです。そこにやはり一工夫なされてて、進行見てるだけでも結構勉強になったりします。

 

☆ところで、3コードって何?

 

3コードって言葉は、一般的には使ってるコードが3つだけ、ってことを示してるんだと思いますが、そのほかにその曲の調(キー)の上で重要な3つのコードを示してる、という考え方もあります。

 

ちなみに上に挙げた曲のコード進行は全部、その3つのコードを使ってます。

 

まず、例としてキーがC(ハ長調)の曲を考えます。

 

この場合、C,Dm,Em,F,G7,Am,Bm-5というコードが一般的に曲中でよく使われます。これらはダイアトニックコードと言って、ハ長調のドレミファソラシドの音階の上にある規則性を持って音を重ねていって、和音にしたものです。つまり、和音になったドレミファソラシドのことだと思ってください。

 

この中にはトニック、サブドミナントドミナントっていって重要な機能を持ったコードが3つだけあります。C,F,G7という3つのコードがそれです。(※1)

 

これがいわゆる3コードと呼ばれるやつです。

 

重要な機能が何かということについて詳しくは省きますが、この3コードを使うと、とてもシンプルで簡単に曲が作れます。楽曲が形づくられる最小単位みたいなもので、そのため、この3コードを使って今までたくさんの曲が作られてきました(※2)。

 

特にブルースではほとんどこの3つのコードしか出てきません(※3)。

 

ロックはブルースの子供なので、その特徴を受け継いでいます。そのため、特に初期のロックンロール、チャック・ベリープレスリーの時代には3コードの曲がとても多いのです。

 

☆曲調の違い

 

ところで、同じ3コードの曲でもトニック→サブドミナントドミナント(キーCでC→F→G)と進行するか、あるいはトニック→ドミナントサブドミナント(C→G→F)と進行するかで曲の雰囲気が全く違うものになります。要はコードの出てくる順番が大事なのです。

 

トニック→サブドミナントドミナント進行は上で挙げたThe Beatlesの"Twist and Shout"のように威勢がよいイメージです。王道です。

 

逆にトニック→ドミナントサブドミナント進行はちょっと哀愁あってバラード的な曲ではよく使われます。Johnny Thundersの"Sad Vacation"のように。

 

もう一つ、ブルース進行がありますが、ブルース進行はとにかくブルージーなんです。聴けばわかります(てきと~。ごめんなさい)。上で言うとChuck BerryやLittle RIchardなんかが近いです。(※4)

 

 

☆まとめ

どうでしょう。3コードについてちょっとわかったでしょうか。

 

3コードは単純ですが、基本なので面白いし奥が深いです。

ここにちょっと違うコードを足すだけで、途端にバリエーションも増えますしね。

 

ここからギターを始める時にちょっと知っとくと役に立ちまくるのでオススメです。

 

 

※1 もちろんC,F,G7だけが唯一3コードと呼ばれるわけではなく、キーが変わればこの3コードも当然変わります。キーがEなら、E,A,B7、キーがGなら、G,C,D7といった具合に。

 

※2 コードが1つでも曲は出来ますし、コードなんて要らない音楽もありますが…念のため。この3つを使うと起承転結がつきやすいってことだと思います。

 

※3 正確には3コードすべてに7thがついたコードが使われます。E7,A7,B7等。

 

※4 ポイントはすべて不安定な7thコードで続くということと、ドミナントが出てくるまでとにかく引っ張ることだと思います。さらにドミナントまで来たら次にサブドミナント→トニックと続いてすぐに単純な解決をしないところです。そのため、モヤモヤ宙に浮いたイメージです。だから適当に始まって適当に終われる。つまり、飽きずに延々続けられます。

 

(2017 1/28 加筆)