適当ギター講座 3コードで弾ける曲

今日は久しぶりにギターやコードについて書きます。

 

テーマは3コードで弾ける曲!です。

 

はじめに

 

音楽雑誌とかでよく「3コードの曲」ってよく書かれるけど、

3コードの曲って何なの?

どんな曲があるの?

ということについてここでは扱います。

 

ところで、自分はコード進行がシンプルな曲が好きです。

 

名曲と呼ばれる曲にはシンプルなコード進行の曲が案外、多いものです。 

本当に3コードしか使われてない曲も意外とあります。

 

シンプルなコードに、聴き飽きさせないようなメロディやリズムの変化がある。

もしかしたら、老若男女に歌われる名曲の条件なのでは、って思います。

 

ところでシンプルなコード進行の曲は、ポップスよりロックやフォークソングの方が多いです。簡単にギターで曲が弾きたい場合はそれを念頭に探したほうが早いです。

 

 例えば、パンクやロックンロール、ブルース。

 

そうしたジャンルを探すとバンバン3コードの曲が見つかると思います。

 

さらに、3コードでもメンドクサイよっていうものぐさな人は

1コードや2コードで弾けるファンク曲などを探すのもいいでしょう。

 

その分、カッティングなどリズム感や技術が要求されますが、

覚えるコードは少ないです!

 

省エネ!

 


James Brown - Sex Machine (Part 1)

 

 

3コードで弾ける曲

 

さて、ここからやっと書きたかった本題です。

 

3コードで弾ける曲のリストです!

 

カッコ内が使用コードです。

 

Chuck Berry - Johnny B. Goodo(B♭,E♭,F)

Little Richard - Tutti Frutti(F,B♭,C)

The Beatles - Twist and Shout(D,G,A)

The Rolling Stones - Tumbling Dice(B,E,F#)

Bob Dylan - Mr.Tambourine man(F,B♭,C)

Iggy Pop - No Fun(A,D,E)

Johnny Thunders - Sad Vacation(C,G,F)

The Ramones - I Wanna Be Sedated(E,A,B,一音上に転調あり)

Big Star - I'm In Love With A Girl(E,A,B)

The Replacements - Waitress in the sky(C,F,G)

Wilco - Carifornia Stars(A,E,D)

Wilco - Via Chicago(D,A,G)

Weezer - Beverly Hills(F,B♭,C)

Pulp - Common people(C,F,G)

Deer Tick  - The Bump(E,A,B)

Herbie Hancock - Watermelon Man(F,B♭,C) 

James Brown - Papa's Got A Brand New Bag(E,A,B)

大江慎也 - GO FOR THE PARTY(G,C,D)

 

思いっきり趣味全開のチョイスですが…。

 

Bob DylanとかNeil Youngなどフォーキーな人はやはりコードがシンプルで弾きやすいことが多いです。

 シンプルなコードにどこか一工夫なされてて、進行見てるだけでも勉強になります。

 

ところで、3コードって何?

 

3コードの定義ってなんでしょう。

 

一般的には曲中の使用コードが3つだけ、ってことを示してると思いますが、

 

そのほかにその曲の調(キー)の上で重要な3つのコードを使用している、

 

という考え方もあります。

 

ちなみに上に挙げた曲のコード進行はすべて、その重要な3つのコードを使ってます。

 

まず、例としてキーがC(ハ長調)の曲を考えます。

 

この場合、C,Dm,Em,F,G7,Am,Bm-5というコードが一般的に曲中でよく使われます。

 

これらはダイアトニックコードと言って、ハ長調のドレミファソラシドの音階の上にある規則性を持って音を重ねていって、和音にしたものです。

 

つまり、和音になったドレミファソラシドのことだと思ってください。

 

この中にはトニック、サブドミナントドミナントという重要な機能を持ったコードが3つだけあります。

 

C,F,G7という3つのコードがそれです。(※1)

 

これがいわゆる3コードと呼ばれるやつです。

 

重要な機能が何かということについて詳しくは省きますが、この3コードを使うと、とてもシンプルで簡単に曲が作れます。楽曲が形づくられる最小単位みたいなもので、そのため、この3コードを使って今までたくさんの曲が作られてきました(※2)。

 

特にブルースではほとんどこの3つのコードしか出てきません(※3)。

 

ロックはブルースの子供なので、その特徴を受け継いでいます。

 

そのため、特に初期のロックンロール、チャック・ベリープレスリーの時代には3コードの曲がとても多いのです。

 

曲調の違い

 

ところで、同じ3コードの曲でもトニック→サブドミナントドミナント(キーCでC→F→G)と進行するか、あるいはトニック→ドミナントサブドミナント(C→G→F)と進行するかで曲の雰囲気が全く違うものになります。

 

要はコードの出てくる順番が大事なのです。

 

トニック→サブドミナントドミナント進行は上で挙げたThe Beatlesの"Twist and Shout"のように威勢がよいイメージです。王道です。

(この動画では半音下げて演奏されていて、D♭→ G♭→ A♭。キーD♭)

 


The Beatles - Twist & Shout - Performed Live On The Ed Sullivan Show 2/23/64

 

逆にトニック→ドミナントサブドミナント進行はちょっと哀愁あってバラード的な曲ではよく使われます。Johnny Thundersの"Sad Vacation"のように。

(C→G→F→Cと進行してます。)

 


Johnny Thunders - Sad Vacation (Live 1982)

もう一つ、ブルース進行がありますが、ブルース進行はとにかくブルージーなんです。

聴けばわかります(てきと~)。

 

ちょっとつっこむと、ずっと7thコードを使っているので解決感があまりなく、時間の進行を感じにくいので、延々続けられる、というのが特徴でしょうか。基本はダンス・ミュージックなので同じ進行でもずっと飽きずに踊り続けられるという機能が優先されたのではないでしょうか。

 

上で言うとChuck BerryやLittle RIchardなんかが近いです。(※4)

 

 

まとめ

どうでしょう。3コードについて少しわかったでしょうか。

 

3コードは単純ですが、基本なので面白いし奥が深いです。

ここにちょっと違うコードを足すだけで、途端にバリエーションも増えますしね。

 

これからギターを始める時にちょっと知っとくと役に立つのでオススメです。

 

 

※1 もちろんC,F,G7だけが唯一3コードと呼ばれるわけではなく、キーが変わればこの3コードも当然変わります。キーがEなら、E,A,B7、キーがGなら、G,C,D7といった具合に。

 

※2 コードが1つでも曲は出来ますし、コードなんて要らない音楽もありますが…念のため。この3つを使うと起承転結がつきやすいってことだと思います。

 

※3 正確には3コードすべてに7thがついたコードが使われます。E7,A7,B7等。

 

※4 ポイントはすべて不安定な7thコードで続くということと、ドミナントが出てくるまでとにかく引っ張ることだと思います。さらにドミナントまで来たら次にサブドミナント→トニックと続いてすぐに単純な解決をしないところです。そのため、モヤモヤ宙に浮いたイメージです。だから適当に始まって適当に終われる。つまり、飽きずに延々続けられます。

 

 (2017 8/27 加筆)