こもった音の良さ

気づけば一年以上更新あいてしまいました!久々にブログ書きます。

 

この頃になってようやく、今更ながらですがspotifyを落とし、へー便利~と使ってます。しかし、こう何でも簡単に聞けちゃうと有難み的なものは正直薄れる。が、やはり便利なものにはかなわないなー、となってます。

 

例によってまた曲作り、宅録もコツコツしてるのですが、7~8割方、録音が終わった時点で、さてどういう音に仕上げようと今更、悩みだし、参考にとspotifyいろいろ聴きあさってます。

 

で、思ったのは、こもった音の良さってあるなっていうこと。高域があんまり張り出していなくて中低域が充実してて、みたいな大雑把なイメージで自分は捉えてますが、そのこもった感じの音の耳に刺さらない良さ。しかし、確実に立体感はあるという良さが古いブルースやR&Bの録音とかによく見られるな、と思ったのです。

 

こもった音というとSly & the Family Stoneなどがパッと思い浮かぶんですが、中域に音が寄るので分離とか抜けとかは正直悪いし、透明感みたいなのは薄れると思うのですが、全然気にならなくて、むしろその分、リラックスできるといいますか、耳障りにならずにずっと聴いていられる。ぬるま湯的な良さ、がありますよね。

 

こもった音、プレイリスト作ってみました。

 

現代的なミックス、ハイファイな音を聴きなれた人には単にこもっててハッキリしない、ショボいってなるかもですが、自分はそのバランスの妙にやられてます。

 

そのバランスってもちろん曲やアレンジが元になってると思うのですが(それに当時の機材も)、同時に声がギュッと中域に寄ってること、ベースがぼよーんとした音ですんごい低域とか高域あんま出てないことが肝な気もします。ギターもあんま歪ませないでバキッとしたとこカットするとか、とにかく耳につくとかは丸めて、スムースにすること。

 

しかし、いつも思うんですが50年代、60年代のロックンロールとかブルースの録音の良さって何なんでしょうね。一度、そういう時代の楽器とか機材に生でちゃんと触れてみたくなってしまいますね。