ギターを買った話
最近、たまたま入ったリサイクルショップで、いい感じのアコギがすごく安く投げ売られてたので、買いました。
morrisのたぶん70年代くらいのドレッドノート。
こういう感じの国産のフォークギターは家にもう一台あるのですが(そちらはyamakiというブランド)、それとはまた違うバランスの整った出音です。
ですが、あんまり元々弾かれてなかったものなのか、少し反応が鈍いというか、眠たい感じの音がします。
新品特有の生硬い音とも少し違うというか、妙に綺麗だしフレットも減ってないし、やっぱり長い間弾かれてなかったんだな、という感じの音です。
バランスよくて綺麗だけど、鳴りきってはいない、ほんのりぼやけた遠い音。
それはそれでこれから弾いていって、徐々に良くなってくのも楽しみなのでいいんですけど。
また話は少し変わりますが、ギターが違うと弾くフレーズもほんとに変わってきますね。
普段はオールマホガニーのすこし小さめのアコギを使っているのですが、そちらではブルースっぽいフレーズとか、16ビートのカッティングみたいなのを弾きたくなります。
倍音による音の広がりは少なく、サステインも短い気がしますが、その分、乾いたアタック音が良く、小回りの利く感じ。リズムよく、チャカチャカ弾きたくなります。
しかし、新しいmorrisのギターではそれは似合わないので、音の広がりやサステインを生かして、もっとフォークだったりトラッドっぽい小綺麗なフレーズを弾きたくなります。落ち着いた曲に合う感じ。
このギターだったら、こういう曲が弾きたいみたいなのも、モノによって変わるから、ギターって増えてくんですよね……。
歌う人の場合は声との相性もあるし、ギター選びって奥が深いです。
Neil Young, Crazy Horse "Broken Arrow"
久しぶりに音楽をスピーカーを使って、それなりの音量で聴いた。
Neil YoungがCrazy Horseの面々と作ったアルバムの中でも自分はこの"Broken Arrow"というアルバムが一番好きだ。
90年代のCrazy Horseのアルバムというとこれの前の"ragged glory"とかライブ盤の"weld''の方が評価は高いのかもしれないが、自分としてはこちらが最初に聴いたCrazy Horseのアルバムだからか幾分思い入れがある。
このアルバムの良さはニール・ヤングらしい歪んだ荒涼としたギターが鳴りつつも、どこか飄々とした軽み、みたいなものを感じさせるところにあって、適当にかけてて心地よい。
ヘッドホンやイヤホンで聴き込むというよりは、スピーカーで流しっぱなしにしたい音楽。
こうしたアメリカンロックのハードさと軽みを感じさせるアルバムが私は好きで(ニール・ヤングはカナダ人だけど)、他にはPearl Jamの"Yeild"が思いつく。
あれもそんなに取り上げられないアルバムだけど、自分はよく聴いていた。
しかし、改めて聴くと歪んだギターの音色としては自分はやはりニール・ヤングの音が一番好きかも。その次はジョン・フルシアンテとかJ・マスキスとか。
ファズっぽい荒々しさがある音。
ちなみにジム・ジャームッシュがこの頃のニール・ヤングとクレイジーホースを撮ったドキュメンタリーの"Year of the Horse"も良かったのでそちらも必見です。
ロックを感じた瞬間 ベスト3
また前回更新してから、気づいたら1ヶ月ほど時間が空いてしまいました。
その間に新型コロナのワクチン接種の2回目をしたんですが、そこから1〜2週間はすこぶる体調が悪かった上に、その後、自分の新曲のミックスやらマスタリングやらにかまけていて、そちらに時間を費やしておりました。
新作は一応の完成をみたので、ジャケとか自分なりにでっち上げたら、また配信したいと思ってます。
よろしくお願いします。
さて、今日はロックを感じた瞬間、ベスト3という切り口で、you tubeで見た動画のなかでロックだな、と思った瞬間を並べてみようという趣旨です。
実際並べてみると自分がどんなことをロックだと感じてるのか、なんとなくわかってきて意外と面白かったです。
では3位から順に紹介を。
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