Killing Moon

昨日の夜中にThe Crampsをたまたま聴いて以来、急にハマってしまってロカビリーやらサイコビリーみたいなのばかり聴いてます。

 

この頃、ロックも飽きたな、とか思ってたのに全然そんなことなかった。わーい。

 


The Cramps - Garbage Man

 

かっこいいバンドが多いですね。ロカビリー~サイコビリー周辺。

単純に自分がそういうサウンドが好きってだけかもしれないけれど。

 

あと全然知らなかったんですけど、The Crampsの1stのプロデューサーってAlex Chiltonだったんですね。へえ!

 

特に気に入ったのはこのThe Quakesというバンド。

 


The Quakes - killing moon

 

Echo & the Bunnymenのカバー。かっこいいー!

こういうのをずっと聴きたかった気がします。

 

憂鬱さを吹き飛ばしてくれるサウンド。

 

グッときた1曲 Paul Westerberg "Let the Bad Times Roll"

Paul Westerbergの2002年のアルバム、"Stereo"より1曲。

 


Paul Westerberg - Let The Bad Times Roll - '02 NBC Tonight

 

この"Let the Bad Times Roll"という曲は"Let the Good Times Roll"という、R&Bの有名な曲のタイトル、というか言い回しがあり、それをもじってのタイトルになってる。

 

元になった"Let the Good Times Roll"という曲はややこしいのだが、有名な曲が同名で3曲ほどある。

 

1つはルイ・ジョーダンの曲でこちらはレイ・チャールズなどもカバーしている。

もう1つはシャーリー&リーの曲でこちらは映画の「スタンド・バイ・ミー」でも使われている(確かに自分も聞き覚えがあった。可愛らしい感じの曲)。

もう1つはアール・キングの曲で、こちらはドクター・ジョンがカバーしているバージョンもある(自分はそちらで聞いてた)。

 

で、その"Let the Good Times Roll"という言い回しは直訳すれば、「いいときを転がそう」ってことで、まあ、楽しくやろうとかガンガン行こうぜ、みたいなことだと思うが、それをもじって"Let the Bad Times Roll"といっている。

 

で、"Good"が"Bad"になるとどうなるかというと、つまり、今は悪いときだけど、それが流れてくままにしていた、みたいなニュアンスになっていて、つまり、半ば諦めた、みたいなことになるんだと思う。

曲調と相まって、何ともいえない哀愁があって名曲ですね。

 

Stereo

Stereo

 

 

ところで、途中の"Watch the world roll by from my hole"っていう1節で、ジョン・レノンが"I'm Only Sleeping"で歌ってた"Keeping an eye on the world going by my window"を連想してしまいました。なんとなく離人感を覚える表現で、強いショックを受けたりすると人間こうなる気がします。

 

また"Joey and Dee Dee Home"と間奏中に言ってるのはちょうどラモーンズのJoeyやDee Deeが亡くなったころの収録だったからだと思う。Paul Westerbergが直接ラモーンズと関係があったかは知らないけど、The Replacementsのアルバム"Tim"はTommy Ramoneのプロデュース作だった。

 

しかし、久しぶりに聞いたけど、やっぱり良いな~。

 

Pixies - Classic Masher

www.youtube.com

 

Pixies、新作出してたんですね。

A Perfect CircleにいたPazが正式に新しいベーシストになったようで。

 

80年代~90年代のバンドが結構再結成していますが、Dinosaur,Jrしかり、何ていうか変わらないフレッシュさがあって、それが凄いなって思います。

 

パリッとしてる。いいっすなー。

 

HEAD CARRIER / DIGIPAK

HEAD CARRIER / DIGIPAK