ロックを感じた瞬間 ベスト3
また前回更新してから、気づいたら1ヶ月ほど時間が空いてしまいました。
その間に新型コロナのワクチン接種の2回目をしたんですが、そこから1〜2週間はすこぶる体調が悪かった上に、その後、自分の新曲のミックスやらマスタリングやらにかまけていて、そちらに時間を費やしておりました。
新作は一応の完成をみたので、ジャケとか自分なりにでっち上げたら、また配信したいと思ってます。
よろしくお願いします。
さて、今日はロックを感じた瞬間、ベスト3という切り口で、you tubeで見た動画のなかでロックだな、と思った瞬間を並べてみようという趣旨です。
実際並べてみると自分がどんなことをロックだと感じてるのか、なんとなくわかってきて意外と面白かったです。
では3位から順に紹介を。
第3位 Alex ChiltonがBox Topsのライブで剽軽な動きをしながら、「青い影」を歌いだした瞬間。
中盤にそのシーンがあります。
これ、観客のお子さんがたまに映ってるんだけど、それがまたいいんですよね。
たぶん、そのお父さんがカメラを回してるんだと思うんですが、回しながらリプレイスメンツの"Alex Chilton"という曲の歌詞を引用して話してたりとか、No Smokingって書いてあるのにステージ上でAlex Chiltonが喫煙してるのを指摘してて、あれがAlex Chiltonだ!とか言ってるの。
そのお父さんの感じがなんか分かる気がするんですよね。お祭りに行ったらたまたま自分のヒーローがステージにいて、でも子供は全然関心を示してないんだけど、自分はそれでも興奮してずっと喋ってしまう、という。
それを含めて、すごくほのぼのとした良い映像だなと思います。
ドラマーもカッコいいし、Alex Chiltonがやっぱりパフォーマーとしてかっこいいな、と。
第2位 Daniel Johnstonが歌いながら、エルヴィスの顔の向こうに消えていく瞬間。
説明じゃ何言ってるかわからないと思うけど、いいんですよね。
Daniel Johnstonの雰囲気も含めて、とても自由だな、という感じで。
バンドも上手いです。これもドラマーがかっこよくて、最初の紹介もいいですね。
第1位 Beat Happeningのストリート・ライブで、後ろに映りこんだ親子がぐるぐる回り始めた瞬間。
街中でライブしてるんですが、その後ろをはしゃいで遊んでた子供の手をお母さんが掴んで、くるくるふり回して遊び始めるんですよね。
そのタイミングが音楽やシチュエーションと相まって完璧で、めちゃ良い瞬間が撮れてるな、と思います。
こうやって並べてみると自分はライブハウスみたいな空間じゃなくて、開放的なシチュエーションで演奏してるのを見るのが好きだな、と。そして、音楽が主役じゃなくてよくて、各々勝手気ままに楽しんでる感じとか。でも心地よいリズムが流れてて、ドラマーが良いとなお良いとかね。
この前、チャーリー・ワッツが亡くなった時、思ったよりショックだったんですが、それだけやっぱりドラマーが好きってことなんでしょうね。