ギターを買った話

最近、たまたま入ったリサイクルショップで、いい感じのアコギがすごく安く投げ売られてたので、買いました。

 

morrisのたぶん70年代くらいのドレッドノート

 

こういう感じの国産のフォークギターは家にもう一台あるのですが(そちらはyamakiというブランド)、それとはまた違うバランスの整った出音です。

 

ですが、あんまり元々弾かれてなかったものなのか、少し反応が鈍いというか、眠たい感じの音がします。

 

新品特有の生硬い音とも少し違うというか、妙に綺麗だしフレットも減ってないし、やっぱり長い間弾かれてなかったんだな、という感じの音です。

 

バランスよくて綺麗だけど、鳴りきってはいない、ほんのりぼやけた遠い音。

 

それはそれでこれから弾いていって、徐々に良くなってくのも楽しみなのでいいんですけど。

 

また話は少し変わりますが、ギターが違うと弾くフレーズもほんとに変わってきますね。

 

普段はオールマホガニーのすこし小さめのアコギを使っているのですが、そちらではブルースっぽいフレーズとか、16ビートのカッティングみたいなのを弾きたくなります。

 

倍音による音の広がりは少なく、サステインも短い気がしますが、その分、乾いたアタック音が良く、小回りの利く感じ。リズムよく、チャカチャカ弾きたくなります。

 

しかし、新しいmorrisのギターではそれは似合わないので、音の広がりやサステインを生かして、もっとフォークだったりトラッドっぽい小綺麗なフレーズを弾きたくなります。落ち着いた曲に合う感じ。

 

このギターだったら、こういう曲が弾きたいみたいなのも、モノによって変わるから、ギターって増えてくんですよね……。

 

歌う人の場合は声との相性もあるし、ギター選びって奥が深いです。