テレキャスターの良い音! ベスト3
テレキャスターっていいよね。って以前から思ってたんですが、最近になって改めて、いいよね、っていう衝撃的な音に出会ってしまいました。
あ、テレキャスターって知らない方のために一応書いときますと、こういう形のギターのことです。
Fender社が発売した最初のエレクトリック・ギターです。
ソリッド・ボディといって、アコギのような空洞がない構造が画期的でした。
(ちなみに映像はカナダのギタリスト、Joey Landrethさんの演奏。この人もめちゃ良い音出す人です。)
どちらかといえば、高音域の効いた歯切れのいい音で有名ですが、フロント・ピックアップ(ボディ中央に付いてるマイクのこと!)では甘い音も出ます。
さて、どんな音に衝撃を受けたかというと、この動画なんですが。
Julian Lage Trio - "Ryland", live @ Skopje Jazz Festival 2016
Julian Lage!
最近の若手ジャズ・ギタリストの中では一番に名前が挙がるだろう人ですが……
いや~、めちゃめちゃいい音!
意外にもピックアップ・セレクターのとこ見ると、フロントじゃなくてセンターで弾いてるんですね。
センターでもこの甘さ。ふむふむ。
(ちなみに、素晴らしいドラムを叩いてるのはKenny Wollesenさんです。
Bill FrisellやTom Waitsとも共演してます。)
さて、Julian Lageにやられたついでに、テレキャスターの良い音、ベスト3、個人的に選んでみました。
といっても甲乙つけがたいので、順位はつけられないですが。
一人目は先ほどのJulian Lage。
で、お次はこの人。Bill Kirchen。
Bill Kirchen ....for the real fans four great songs in a row
ロカビリー~カントリー系のギタリストの方なのですが、この人も音が太いし、スムースなんですよね。最初に聴いたときはとにかくいい音で、音楽も素晴らしいし、びっくりしました。
Wiki見てみると「テレキャスターの巨人」という異名があるようです。
音聴けば納得。
で、最後はテレキャスターのもう一つの魅力である歯切れのいいカッティングを聞かせてくれる、
この人。Snooks Eaglin。
Snooks Eaglin with George Porter Jr. - Red Beans [6/6]
ニューオリンズ出身のブルース~R&B系の盲目のギタリストの方でもう亡くなってしまったのですが、まー、この人の場合は、テレキャスターがどうとかいうより、プレイスタイルが凄い独特なんですよね。
ピックを使わず指で強烈に弦を弾くスタイルで、とにかく音のパンチが凄いし、見てても音と絵が頭の中で繋がらないというか、どう弾いてるのかわからない。
真似したらすぐに指から血吹き出しそうです。
しかし、他のギターではここまでのコシとパンチはなかなか出ないかと思われます。
というわけで、私が選ぶテレキャスターの良い音、3選でした。
いや~、テレキャスターってほんとにいいですね。
アルバム『月夜の秘密』『夏の心臓』配信開始しました。
このコロナ禍の中、コツコツと録りためてたアルバム『月夜の秘密』の配信が開始されました。
初めてのサブスクリプション・サービスでの配信!ですが、やってみれば結構簡単にでき、審査もすんなり通ったのでよかったです。
ご視聴はこちらから。
ついでに……と言っては何ですが、作ったはいいものの、タイミング逃してリリースし損ねた前作、『夏の心臓』も配信開始しました。
ご視聴はこちらから。
こちらもよろしくお願いいたします。
https://moriyapaya.blogspot.com/
それぞれのアルバムの制作中、考えてたことなどこちらのサイトに掲載してます。
『月夜の秘密』制作ノート https://moriyapaya.blogspot.com/p/blog-page_66.html
『夏の心臓』制作ノート https://moriyapaya.blogspot.com/p/blog-page_28.html
しかし、この際だと色々各サービス聴き比べてみたんですが、結局、無料で手っ取り早く聴けて、音質もそこそこよく、ストレスなく聴けるのはYou Tubeなのでは?と思いました。
シャッフル再生されないし、フルで聴けるし。
(シャッフル再生だと、曲順とか間とかいちいち考えた甲斐がない!っと思ってしまう。無料だから当たり前だけどね。)
そりゃ~作ってる身としては一番ありがたいのはCDなど物理メディアか、itunesとかでダウンロードで買っていただくことなんですが、しかし、聴く方は結局、パーっとその場でストレスなく聴ける方が楽ですからね。
どんな内容かすぐわかるし。
というわけで、手っ取り早い内容を知りたい方は以下のリンクより。
『月夜の秘密』 you tubeプレイリスト
https://www.youtube.com/watch?v=f-06T8UFs9o&list=OLAK5uy_ne_cGYeQAfT9LB5g0gc4DBIGf0dIM0eVY
『夏の心臓』 you tubeプレイリスト
https://www.youtube.com/watch?v=bv225byxC5M&list=OLAK5uy_mc4tGnn0l4DKBoDJ0TfGj_MNKtT4V6LfM
さて。
できたぞ~!
って思うのも束の間、もう新しい曲作りたくなってます。
やりたいこと、まだまだあるな。
棚と白熊もあるし。
こもった音の良さ
気づけば一年以上更新あいてしまいました!久々にブログ書きます。
この頃になってようやく、今更ながらですがspotifyを落とし、へー便利~と使ってます。しかし、こう何でも簡単に聞けちゃうと有難み的なものは正直薄れる。が、やはり便利なものにはかなわないなー、となってます。
例によってまた曲作り、宅録もコツコツしてるのですが、7~8割方、録音が終わった時点で、さてどういう音に仕上げようと今更、悩みだし、参考にとspotifyでいろいろ聴きあさってます。
で、思ったのは、こもった音の良さってあるなっていうこと。高域があんまり張り出していなくて中低域が充実してて、みたいな大雑把なイメージで自分は捉えてますが、そのこもった感じの音の耳に刺さらない良さ。しかし、確実に立体感はあるという良さが古いブルースやR&Bの録音とかによく見られるな、と思ったのです。
こもった音というとSly & the Family Stoneなどがパッと思い浮かぶんですが、中域に音が寄るので分離とか抜けとかは正直悪いし、透明感みたいなのは薄れると思うのですが、全然気にならなくて、むしろその分、リラックスできるといいますか、耳障りにならずにずっと聴いていられる。ぬるま湯的な良さ、がありますよね。
こもった音、プレイリスト作ってみました。
現代的なミックス、ハイファイな音を聴きなれた人には単にこもっててハッキリしない、ショボいってなるかもですが、自分はそのバランスの妙にやられてます。
そのバランスってもちろん曲やアレンジが元になってると思うのですが(それに当時の機材も)、同時に声がギュッと中域に寄ってること、ベースがぼよーんとした音ですんごい低域とか高域あんま出てないことが肝な気もします。ギターもあんま歪ませないでバキッとしたとこカットするとか、とにかく耳につくとかは丸めて、スムースにすること。
しかし、いつも思うんですが50年代、60年代のロックンロールとかブルースの録音の良さって何なんでしょうね。一度、そういう時代の楽器とか機材に生でちゃんと触れてみたくなってしまいますね。